チャイナペイントlessonでは、平筆丸筆を使用し、フラワーから動物景色、人物やテクニックと幅広くお教えできますが、現在は主にポートレートを教えています。

 

チャイナペイントとは


チャイナペイントは、チャイナペインティング、ポーセリンペイント、陶絵付、などと言われます。すべて手描きで描きます。

チャイナは、中国を指すのではありません。磁器が中国で産まれたので、英語でチャイナは磁器を指す時に使います。
ちなみに漆器をジャパンと言います。

白い磁器に、専用の鉱物から出来た絵の具を筆で描き、窯で約800度前後で焼き付けます。

完成後は食器として使用したり、装飾品として飾り楽しみます。

一方、転写紙というシールのようなものを使用した作品を、ポーセラーツ、ポーセリンアート、デキャールアートなどといいます。


チャイナペイントの方法

絵付けの方法


基本的な道具は1~2万円です。後は陶磁器代、焼成代(お窯があればかかりません)が数回かかります。

1. まず、描くデザイン・お皿を決め、お皿をアルコールできれいに拭く

  ほこりが大敵!スタビロ鉛筆で下書きをする。鉛筆は焼成すると消えます。

2. タイルの上で、オイルと絵の具を溶く。パレットナイフで少しずつ擦り混ぜていく

3. ストロークを意識しながら薄く薄く描いていく。

4. 全体に淡く色がついたら第一焼成をする。

5. 焼きあがったら、更に薄く薄く重ね塗りする。あまり厚く塗ると

  焼成したときにはげることがある。

6. 最後に、低温で金彩・赤絵の具を施して焼成し完成。


陶絵付けの歴史

 ヨーロッパで、磁器の製造に成功した人は、フリードリッヒ・ベットガーです。
それまで、白い器といえば中国や日本製で、それらの美しい磁器は権力の象徴とされ、
当時のザクセン国王フリードリッヒ・アウグスト2世の命令により、
お城に幽閉されたベットガーは1709年に彼の人生をかけて完成させたのです。
しかし、製造方法が広まらないように
ベットガーは死ぬまでお城から出ることができなかったそうです。

 その後、マイセン、ウィーン、コペンハーゲン、ベルリン、、、とヨーロッパ全土に
広がって行きました。日本の上絵付けは当時のヨーロッパ人にとって
憧れであり、多くの模倣がされました。ブルーオニオンが有名ですね。

 やがて、ヨーロッパで独自の絵付けが発展して行き
今は逆に、私たち日本人や世界中の憧れの陶磁器となっていったのです。